令和4年度 金沢工業会福井支部総会

開催日:令和4年7月23日(土)

場 所:アオッサ

参加者:本部(金沢大学):7名、新潟支部会員:18名 計25名

概 要:

令和4年7月23日(土)にアオッサ(JR福井駅東側)にて、金沢工業会福井支部総会を開催しました。福井支部は2年に1回の開催で前回開催が平成30年だったので、令和2年に開催予定でしたが、令和3年に全国総会を福井で開催する事となったため支部総会を一年延期し、全国総会と福井支部総会を併せて令和3年に開催する事としておりました。

ところが、御存知の通りコロナ禍の感染拡大を受け、令和3年の全国総会と福井支部総会は中止する事となりました。

感染状況が落ち着いてきた令和4年4月に、今後の福井支部の活動方針を支部役員で協議し、7月に支部総会、講演会、懇親会を開催する事を決定しました。

その後、支部総会に向けて準備を行っておりましたが、第七派の急拡大を受け、急遽、懇親会を中止する事とし、支部総会と講演会のみを開催する事としました。

当日は、福井支部総会と講演会に金沢工業会本部から、飯山副理事長をはじめ各学科の先生方合計7名、会員18名に出席いただきました。

総会に先立ち増永支部長(土木 昭和61年卒)が挨拶を述べ、その後、飯山副理事長からご挨拶をいただきました。

総会議事として、平成30年度から令和3年度活動報告と会計報告、令和4年度から令和5年度活動計画(案)と予算(案)及び次期福井支部長など役員改選(案)を報告し、どの議案も出席者の拍手多数で承認されました。新支部長には、堂前氏(電子昭和57年卒)が選任され、新支部長から御挨拶をいただき福井支部の総会が終了しました。

その後、特別講演会を開催いたしました。福井支部の講演会は、参加会員の方々に幅広い見識を広げていただけるよう工学以外の分野を題材に選定しています。今回は、自伐型林業を積極的に推進されている一般社団法人福井美山きときとき隊代表理事の宮田香司氏による “自伐型林業の魅力” という演題で講演いただきました。

宮田氏は兵庫県のお生まれで、高校を卒業された後、自然の中で暮らしたいと平成元年に父親の故郷福井市に移住されました。

小売業、飲食業、製造業、教育、健康、ITなど多様な御職業を経験後、4年間の東北被災地支援に携わられ、その後、食とエネルギーの自給自立の生活を求めて農家、林家として生計をお立てになるようになりました。

行政支援が手薄な時期より自伐型林業で自立を目指し、地域の山林を集約し、小さく強く維持管理のしやすい作業道つくりをスタートされました。行政への予算化、移住者の受入等、中山間地域の移住定住促進や生業づくりに取組んでこられました。

現在は福井のみならず、全国での講演、研修を多くなさっており、北陸地域の自伐型林業推進のリーダーとしてご活躍されております。

講演は大変興味深い内容で講演後は会員からの質問も多数出て、その一つ一つに宮田氏が丁寧に回答してくださいました。

残念ながら懇親会は急遽中止となってしまいましたが、総会、講演会に参加した皆様で最後に記念撮影を行い、この日の活動を終える事となりました。次回総会は2年後の令和6年を予定しており、再会を誓ってお開きとさせていただきました。

福井支部庶務幹事 前田 勝(土建 平成5年卒)


参加者全員で記念撮影