平成25年度 金沢工業会富山支部総会

開催日:平成25年7月5日(金)

場 所:富山電気ビル

参加者 本部(金沢大学):9名、富山支部会員:87名、特別講演:1名 計97名

概要:

梅雨明け前の蒸し暑さの中,7月5日(金曜)、平成25年度金沢工業会富山支部総会および懇親会を富山市にて開催しました。

会場となったのは、例年同総会を開催している富山電気ビル5階ホールでした。

金沢工業会本部(金沢大学)からお越しいただいた岩田理事長をはじめとする9名の先生方を合わせて合計97名が出席されました。

午後5時30分、中ホールにて富山支部総会が開会され、浅野支部長(電気・昭52)の挨拶に続いて、平成24年度の経過報告・会計報告が行われ、出席者の拍手をもって承認されました。

その後、今年度が2年毎の役員改選期であったことから、新支部長の金瀬栄義氏(工化・昭56)をはじめとした新役員の就任について紹介があり、総会を終了しました。

引き続き, 午後5時45分から特別講演に移り、『家庭用燃料電池エネファームの開発』と題して、パナソニック株式会社 R&D本部 エネルギーソリューションセンター エネルギーシステム開発室 参事 山本義明氏(機械修・昭54)に講演していただきました。

講演内容は燃料電池の起源と歴史から始まり、燃料電池の原理・構造・熱効率といった基礎理論の解説に移ると、出席者全員が学生時代に戻ったような雰囲気となりました。

途中、開発プロジェクトに参加したメーカーが協力して、安全データを所轄の省庁に示し、法規制の緩和を勝ち取ったり、大幅なコストダウンを達成していったくだりでは、平生はライバル同士であるメーカー間の意外な協力関係が垣間見えました。

また、パナソニックグループの技術力を結集して、燃料電池スタック劣化を克服し、商品化を達成していく過程は、プロジェクトXを彷彿させるような感動を覚えました。

最後は、燃料電池を核とした、風力・太陽光エネルギーとも連携した水素社会の将来像で締め括られ、拍手喝采で講演会は幕となりました。

午後7時00分、会場を大ホールに移した懇親会は、岩田理事長の挨拶と金瀬支部長(工化・昭56)の乾杯により始まりました。華やいだ雰囲気の中、会員各位は思い思いに、旧交を温め、交流とネットワークを深め、熱く楽しいひとときを過ごしました。

途中,今年度の新入会員の紹介があり,6名の方に近況や今後の抱負を述べていただきました。来年もまた参加したいという話が随所にあり,今後の支部総会の運営に期待が持てそうでした。

そして、金沢大学校歌、金沢高等工業学校校歌の大合唱で盛り上がりは最高潮に達しました。

最後は,大岩副支部長(物化A・平2)による金沢工業会の万歳三唱にて閉会となりました。

今回、金沢工業会はじめ関係各位のお力添えにより、多数の方にご参加いただき、無事に総会を終えることができました。ここに厚く御礼申し上げます。

富山支部事務局 老田 爾(電気61修63)


支部総会(浅野支部長挨拶)
特別講演会
懇親会(岩田理事長挨拶)
懇親会(金瀬新支部長挨拶)
懇親会(新入会員紹介)
懇親会(万歳三唱)