平成29年度 金沢工業会長野支部総会

開催日:平成29年10月21日(土)

場 所:まつもと市民芸術館

参加者:本部(金沢大学):1名、長野支部会員:12名、計13名

概 要:

2017年10月21日(土)、金沢工業会長野支部総会が、まつもと市民芸術館で開催されました。金沢工業会からは千木新理事長にお越しいただき、長野地域や松本地域から集まった平成24年卒から昭和48年卒の会員、計13名が出席されました。

元々、11月に開催予定でしたが、最大支部の石川支部と同日となってしまい、他支部とも日程が重ならないこの日に変更し開催しました。その結果、他行事や農繁期に重なる会員が多かったためか、残念ながら例年より少ない参加者となってしまいました。

本年も総会前に、自由参加のワイガヤ・フリートーク・タイムを設けました。会場準備と並行して行いましたが、和気あいあいと行われました。

総会は、黒田氏(電情 平10修)の司会で始まりました。千原支部長(土木 昭50)の挨拶の後、来賓の千木先生からご挨拶をいただきました。議事は、金沢工業会長野支部規則の確認の後、本年度の活動報告、長野支部収支、監査報告、次いで、平成30年度長野支部予算と役員の説明がなされ、新支部長に青木氏(電気 昭55)が推薦され、出席者の拍手をもって承認されました。

次いで講演が2題行われました。最初のご講演は、長野県の山崎氏により、「長野県の水環境・水辺環境」が行われました。全国には湖沼水質保全特別措置法に基づく指定湖沼が11か所あり、長野県内に諏訪湖と野尻湖の2湖沼があること、水質環境基準のBOD(湖沼は、COD)の県内の達成率は、河川が100%に近いが、湖沼は50%程度となっていること、両湖沼とも下水道普及率(下水道使用可能な区域)は100%近くなり、非特定汚染源(農地系、市街地系、自然系)からの汚濁負荷量の割合が多くを占めていること、今後の対策として、下水道接続率の向上、また、窒素、りんを吸収した水草のヒシの除去・たい肥化や植生水路の設置(諏訪湖)、沈水植物のホシツモリの再生(野尻湖)、エコファーマーの認定や市街地雨水流出対策や土壌侵食、崩落による汚濁負荷の流出対策を進めていること、などの説明がなされました。これに対し、参加者より各種の質問がなされ、理解が深まりました。

次のご講演は、千木先生により、「金沢大学の最新動向」が行われ、金沢大学の現状と今後の目標について、説明がなされました。内容は、多岐におよび全てを理解するには時間不足の感がありましたが、「学類」という幅広い枠組みでの入学選抜のこと、現行の6学類を、新設学類を含め更なる7学類へ改組予定のこと、グローバル化が進む国際社会に対して、主体的に対処できる人材の育成を目指す「金沢大学<グローバル>スタンダード」実現のため、今後10年間で、海外での学位取得・教育研究歴教員を増やすこと、留学生を増やすこと、全学生の留学経験者を増やすこと、英語による事業の割合を大学院過程で100%、学士過程で50%にすることなどをお話しいただきました。私の感想として、学生にとっても先生方にとっても高い目標であると感じましたが、10年後を見据えた目標であり、これが実現できたら、これまでとは大きく様変わりすることになると感じました。

講演終了後、記念の集合写真の撮影を行い、原野氏(電情 平5修)の司会で懇親会となりました。新支部長の青木氏の挨拶の後、千木先生の乾杯で始まりました。懇親会は大いに盛り上がり、皆、楽しいひと時を過ごすことができました。私は、お酒の勢いもあり、つたない詩吟を披露しましたが、後で、千木先生より、学生時代より尺八をたしなみ現在は大師範であるとお聞きし、恐縮した次第です。

最後に、毎年恒例となった金沢大学校歌を合唱して閉会となりました。

金沢工業会をはじめ多くの方々のご支援をいただき、今年も無事長野支部総会を開催することができました。ありがとうございました。

来年は、長野での開催となります。皆様のご参加をお待ちしています。


長野支部総会(理事長挨拶)
長野支部総会(支部長活動報告)
長野支部総会(講演1)
長野支部総会(講演2)
長野支部総会(懇親会校歌斉唱)
長野支部総会(参加者集合写真)